不登校で悩むお母さんへ。家庭は“学ばないと回らない”

私は保育士でした。

子どもの発達も知っている。

保護者の悩みもたくさん聞いてきた。

だから正直、

子育ては大丈夫だと思っていました。

でも、家庭は崩れました。

夫婦関係がうまくいかなくなり、

子どもとの関係もギクシャクし、

家の空気はどんどん重たくなっていきました。

知識はあったのに、

なぜうまくいかなかったのか。

それは――

家庭は“子育て”ではなく、“経営”だったから。

不登校で悩むお母さんの多くが、

「どうしたら学校に行けるようになりますか?」

「どんな声かけをしたらいいですか?」

と聞きに来ます。

でも本当は、

“今日1日行けるかどうか”の問題ではないことがほとんどです。

視野が、ものすごく狭くなっている。

今日。

今週。

今月。

でもその子は、

これから何十年も生きていきます。

その子が安心して生き抜く力を持つことの方が、

ずっと大切なはずなのに、

目の前の「行ける・行けない」に

親も子も縛られてしまう。

そして家庭の空気が悪くなる。

日本は、教育にはお金をかけます。

塾。

習い事。

英語。

スポーツ。

でも、

家庭の在り方や夫婦関係を学ぶことには、

ほとんどお金をかけない文化です。

結婚は独学。

子育ても独学。

うまくいかなくても、

「努力が足りない」

「母親なんだから」

「性格の問題」

そうやって、自分を責める。

でも私は思うんです。

水泳部に入ったら、

練習しなければ泳げるようにならない。

運転したいなら、

教習所に通う。

英語を話したいなら、

習う。

なのに、

家庭だけは、なぜ“なんとなく”でうまくいくと思っているのか。

不登校が長期化すると、

仕事を減らす。

病院に通う。

カウンセリング。

フリースクール。

家庭の消耗。

目に見えるお金も、

目に見えないエネルギーも、

どんどん失われていきます。

夫婦仲が崩れれば、

別居、引っ越し、二重生活、

大きなお金が動きます。

でも、

家庭を整えるための学びには

「高い」と言われる。

私は逆だと思っています。

壊れてから払うお金は高い。

整えるために払うお金は、

未来を守る投資。

そして何より。

家で喧嘩して、

お互いの仕事を引っ張り合うあの消耗。

あれがなくなることが、

一番大きかった。

「いってらっしゃい」

「俺やっとくから」

「頑張ってこいよ」

そう言ってくれる空気。

夫が一番の味方になってくれる安心感。

これは、プライスレスでした。

私はそこに、お金をかけました。

一番欲しかったものが、

“家庭の安心”だったから。

不登校で悩んでいるお母さんへ。

あなたが本当に欲しいのは、

「今日学校に行くこと」でしょうか。

それとも、

安心して話せる家庭。

応援し合える夫婦。

自信を取り戻していく子ども。

家庭は、学んでいい。

独学で苦しみ続けなくていい。

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