子どもが優しいうちは家庭は壊れない

子どもが優しいうちは、

家庭は壊れません。

親が怒鳴っても、

子どもは我慢してくれる。

言うことを聞いてくれる。

甘えてくれる。

だから、

家庭はなんとか保たれているように見えます。

でも

子どもが大きくなると、

それが通用しなくなります。

反抗する。

口をきかなくなる。

家にいなくなる。

そのとき、

私はやっと気づきました。

私は

子どもを押さえつけていたんだ。

ということに。

子どもは、

ずっと甘えさせてくれていました。

私の怒りも、

ガミガミも、

全部受け止めてくれていました。

私はその姿を見て

「優しい子だな」

と思っていました。

でも今思うと違いました。

子どもが我慢してくれていただけだった。

そして

子どもが

もう耐えられなくなったとき。

無視する。

聞く耳を持たない。

話さない。

学校にも行かない。

反抗がどんどん強くなっていきました。

でもそのときの私は

それを認めることができませんでした。

病院に行きました。

検査もしました。

児童相談所にも相談しました。

スクールカウンセラーにも相談しました。

できることは全部やりました。

でも今思うと

私はずっと

子どもを変えようとしていた。

でも本当は

子どもは

私の未熟さを

映し出してくれていたのかもしれません。

自分が子どもを押さえつけていたと

認められたとき、

私は

「子どもに問題がある」

という考えを手放し、

初めて

自分に矢印を向けることができました。

でもそれは

自分を責めるということではありませんでした。

私はまだ未熟で、

これからもっと視野を広げていく必要がある。

そして

子どもからも学ぶことがたくさんある。

そんなふうに

考えられるようになったのです。

すると不思議なことに

今まで見えていなかった

子どもの良いところが

少しずつ

たくさん見えるようになりました。

そして

あんなに強かった

イライラする気持ちも

少しずつ

薄れていったのです。

子どもを変えようとしていたとき、

家庭は苦しかった。

でも

自分に矢印を向けたとき、

家庭は少しずつ変わり始めました。

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