「夫が変わった」と思っていた私の勘違い

私はずっと、

「夫は変わってしまった。」

そう思っていました。

結婚した頃は優しかったのに。

子どもが生まれてからは、

何も手伝ってくれない。

話も聞いてくれない。

家族のことに興味がないように見える。

だから私は、

「私の方が分かっている。」

「私が全部やった方が早い。」

そんなふうに思うようになっていました。

でも今なら分かります。

変わったのは夫ではありませんでした。

夫も傷ついていたんです。

夫は何も感じていなかったわけではありません。

何をやっても否定される。

「違う。」

「それじゃない。」

「だからダメなの。」

そんなやり取りが続くと、

少しずつ

「俺、おらんでもいいやろ。」

そんな気持ちになっていきます。

家庭の中に、

自分の居場所がない。

何をしたら喜んでもらえるのか分からない。

だから、何もしなくなる。

話さなくなる。

家にいる時間も減っていく。

私も昔は、

「これくらい言わなくても分かってよ。」

そう思っていました。

でも、それはとても難しいことだったんです。

例えば職場で、

何も指示がないまま、

「空気を読んで動いて。」

と言われたら困りますよね。

でも、

「この仕事をお願い。」

「ここを手伝ってくれると助かる。」

そう言われたら動けます。

家庭も同じでした。

離婚危機になる夫婦は、

愛がなくなったわけではありません。

お互いに家族を大切に思っています。

ただ、

何を求めているのか。

何をしたら相手が喜ぶのか。

それが分からなくなってしまっている。

だから、

やってほしいことと、

やってあげたいことが、

少しずつ噛み合わなくなっていくんです。

私は、

夫が変わったと思っていました。

でも本当は、

夫も傷つき、居場所を失っていただけでした。

このことに気づいた時、

私が変えるべきなのは、

夫ではなく、

夫が安心して家庭に居られる関係だったんです

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