親の想像を超えた選択をした時こそ、「信じる力」が試される

「自分の人生を、自分で切り拓ける子になってほしい」

そう願っているお母さんは多いと思います。

好きなことを見つけてほしい。

やりたいことに挑戦してほしい。

自分で考えて、自分で選べる人になってほしい。

だから私たちは、

「自分で決めていいよ」

「やりたいことをやったらいいよ」

と子どもに言います。

でも、本当に難しいのはここから。

子どもが、

親の想像を超えた選択をしたとき。

「え、それは無理なんじゃない?」

「その成績では難しくない?」

「もっと現実的に考えた方がいいんじゃない?」

「失敗したらどうするの?」

親だからこそ、怖くなります。

傷ついてほしくない。

失敗してほしくない。

できれば、うまくいく道を歩いてほしい。

だからつい、

失敗しないように先回りしたり、

「こっちの方がいいよ」と親が安心できる道へ誘導したくなったりする。

でも最近、私は思うんです。

子どもを信じるって、

「この子なら失敗しない」と信じることではないんじゃないか。

むしろ、

「失敗したとしても、この子ならまた立ち上がれる」

と信じることなんじゃないかって。

だって、人生で一度も転ばないようにしてあげることなんてできません。

受験でうまくいかないこともあるかもしれない。

一生懸命やったのに、結果が出ないこともある。

自分で選んだ道を、

「やっぱり違った」

と思う日が来るかもしれない。

そんなとき、

「ほら、だから言ったでしょ」

「お母さんは最初から無理だと思ってた」

「これからどうするの?」

と言われたら、

子どもにとって失敗は、

「もう二度と経験したくない怖いもの」

になるかもしれません。

でも、

「そっか、うまくいかなかったか」

「でも挑戦したから分かったこともあったね」

「じゃあ、次どうする?」

って笑って隣にいてくれる人がいたら。

子どもは、

「失敗しても、人生は終わらない」

ということを知っていくんじゃないかな。

ちょっとうまくいかなかった。

じゃあ、もう一回やってみよう。

違ったなら、別の道を探そう。

失敗したけど、これも経験になった。

そうやって何度でも立ち上がれる。

私は、

それが本当の意味で「強い子」なんじゃないかな

と思っています。

親が子どもの前にある石を全部取り除いて、

絶対に転ばないようにしてあげることが、

強い子を育てることではない。

転ぶこともある。

失敗することもある。

それでも、

「あなたなら、また立ち上がれる」

という目で子どもを見る。

そして本当に転んだときに、

「ほらね」と責めるのではなく、

「大丈夫。ここからまた考えよう」

と言える。

もしかしたら、

親の信じる力が一番試されるのは、

子どもがうまくいっているときではなく、

親から見て「それ、失敗するかもしれないよ」と思う道を選んだときなのかもしれません。

子どもに、

「自分の人生を、自分で切り拓いてほしい」

と願うなら、

私たち親が信じるのは、

子どもが「正解を選ぶ力」ではなく、

どんな結果になっても、そこからまた立ち上がり、自分の人生を選び直していける力。

なのかもしれません。

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子どものことが心配になると、

「どうしたらこの子が変わるんだろう」

「私がもっと何とかしなくちゃ」

と、頭の中が子どものことでいっぱいになってしまいます。

私もずっとそうでした。

子どものために一生懸命なのに、

気づけば自分はクタクタで、

子どもの一つひとつの言動に振り回されてしまう。

そんな時に必要だったのは、

もっと上手に子どもを変える方法ではなく、

一度「自分」に戻ることでした。

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