「器が大きい人」って、どんな人なんだろう。
最近、そんなことを考えることがありました。
よく、「あの人は器が大きいよね」
って言いますよね。
いろんなことを受け入れられる人。
ちょっとしたことで怒らない人。
人に優しくできる人。
そんなイメージがあるかもしれません。
そして、
いろんな苦労を経験してきた人ほど、器が大きくなる。
私もなんとなく、そんなふうに思っていました。
でも最近、
苦しい経験をしたからといって、
それだけで人の器が大きくなるわけではないんじゃないか
と思うようになりました。
同じように辛い経験をしても、
「あの人のせいで、私はこんな人生になった」
「環境が悪かったから、私はこうなった」
と、ずっと誰かや何かのせいにして生きることもできます。
もちろん、本当に誰かに傷つけられることもあります。
理不尽なことだってあります。
だから、何でも「自分が悪かった」と思う必要はありません。
でも、
「あの人が変わらないから、私は幸せになれない」
と、自分の人生のハンドルを相手に渡したままだったら、
そこから自分の世界を広げていくことは難しいのかもしれません。
大切なのは、
「こんなことがあった」
で終わるのではなく、
「この経験から、私は何を学ぶんだろう?」
「私はここから、どう生きていきたいんだろう?」
と、自分に問いかけていくこと。
私は、それが人の「器」を
少しずつ大きくしていくんじゃないかなと思っています。
私自身も、これまでいろんなことがありました。
夫婦関係で悩んだこと。
子どものことで苦しんだこと。
思い通りにならなくて、どうして私ばっかり、
と思ったこともたくさんありました。
もちろん、その時は苦しかった。
泣いたし、怒ったし、誰かのせいにしたことだってあります。
でも、今振り返ると、
その経験があったから今の私になれた、
というより、
その経験と何度も向き合ってきたから、
今の私がいるんだと思います。
だから、「器が大きい人」って、
何があっても動じない人でも、
何でも笑って許せる人でも、
ずっと我慢できる人でもない。
悲しい時は悲しい。
腹が立つ時は腹が立つ。
目の前の出来事に一喜一憂することだってある。
でも、そこで終わらずに、
「じゃあ、私はここからどうする?」
って、また自分の人生に戻ってこられる人。
そして、目の前の出来事だけで「幸せ」「不幸」を決めるのではなく、
少し長い目で、
「私はこの経験を通して、どんな自分になっていきたいんだろう?」
と考えられる人。
そんな人が、
少しずつ自分の器を広げていくのかもしれません。
子どもが今日、学校に行った。
行かなかった。
夫が今日は優しかった。
冷たかった。
LINEの返事が来た。
来なかった。
目の前の出来事だけを見ていると、
私たちの心は毎日大きく揺れます。
もちろん、揺れていいんです。
でも、そこで、
「またダメになった」
と決めなくてもいい。
今日の出来事だけで、
自分の人生すべてを判断しなくてもいい。
もっと長い目で、自分自身を育てていく。
うまくいかなかった日も、
「この経験から、私は何を知ることができるかな」
と考えてみる。
苦しい経験そのものが、
人の器を大きくするわけじゃない。
その経験とどう向き合い、
そこから何を受け取り、
そして自分がどう生きていくのか。
その積み重ねが、
少しずつ人の器を大きくしていくのかもしれません。
私もまだまだ、器を育てている途中です。
目の前のことに一喜一憂する日もあるし、
誰かのせいにしたくなる日もあります。
それでも最後は、
「じゃあ、私はここからどうしたい?」
って、自分に問いかけられる私でいたいなと思います
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