「闘わない家庭」って、我慢する家庭じゃない

私が最近、すごく思うことがあります。

よく、「夫は好きなことをしています。

だから私も好きなことをしています。

お互い干渉しません。課題の分離です」

と言われることがあります。

もちろん、それも一つの夫婦の形だと思います。

でも私は、そこで少し考えるんです。

「私は夫と仲良くなりたい。

でも、このままずっと別々でいいのかな?」って。

そしてもう一つ、

もしそこに

「私、我慢してます」という言葉が出てくるなら、

私はまだどこかで相手と闘っている状態

なんじゃないかなと思うんです。

だって、

本当に相手の人生を尊重できていたら、

「私は我慢している」ではなく、

「好きなことが見つかってよかったね」

「楽しんできてね」って思えるから。

だから、

私が思う「闘わない家庭」って、

何も言わない家庭ではありません。

どちらかが我慢して、

相手の好きにさせる家庭でもありません。

「私は私。あなたはあなた。」

違いがあっても、それを否定せず、

お互いの人生を尊重し、応援できる家庭です。

夫婦だからって、全部同じじゃなくていい。

好きなものも、やりたいことも、大切にしたいことも違っていい。

でも、その違いを「分かってくれない」

「普通はこうでしょ」と責め合うのではなく、

「あなたはそうなんだね」と認められる。

そして私は、これって夫婦だけの話じゃないと思っています。

子どもが、自分とは違う道を選んだとき。

学校に行かないという選択をしたとき。

親が思い描いていた進路とは違う道に進もうとしたとき。

そんなとき、私たちはつい

「こっちの方がいいんじゃない?」

「本当にそれで大丈夫?」

「あなたのためを思って言ってるの」と、

自分が思う正解に戻そうとしてしまいます。

もちろん心配だからなんですよね。

大切だから、失敗してほしくない。

幸せになってほしい。

そこにはちゃんと愛があります。

でも、愛することと、自分の思い通りにすることは違う。

夫婦の中で「私は私。あなたはあなた」と、

お互いの人生を尊重できるようになると、

子どもに対しても少しずつ同じように思えるようになります。

「ママとは違う考えでもいいよ」

「全部理解できなくてもいい」

「あなたが決めた人生を、私は応援するよ」って。

私は、家庭の中にこの感覚があることって、すごく大切だと思っています。

家族って一番近い存在だからこそ、

「分かってほしい」

「こうしてほしい」

「同じ方向を向いてほしい」が出てきます。

でも、同じじゃなくても仲良くできる。

違う人生を生きていても、応援し合うことはできる。

夫婦がお互いの人生を応援できて、

親も子どもの人生を応援できる。

家族一人ひとりが、

「私は私の人生を生きていい」と思える。

そして同時に、「あなたの人生も大切だよ」と思える。

私は、そんな家庭が

「闘わない家庭」なんじゃないかなと思っています。

そしてそれは、家族がバラバラになることではなくて、

むしろ一人ひとりを尊重しながら、ちゃんとつながっていくこと。

我慢するんじゃない。

諦めるんじゃない。

違いがあっても、愛し合える。応援し合える。

私は、そんな家庭を増やしていきたいと思っています。

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