妻として、母親として、毎日家族のために頑張っている女性が、
「もうしんどい」
「今日は休みたい」
と、勇気を出して伝えることがあります。
そのときに、
「もっと要領よくやれば?」
「こうすれば楽になるやん」
「みんな頑張ってるんだから、もう少し頑張れ」
と言われたら、どんな気持ちになるでしょうか。
相手は励ましたり、解決策を教えたりしているつもりかもしれません。
でも、つらい気持ちを抱えている人には、
「あなたのやり方が悪い」
「その程度で弱音を吐くな」
と言われたように聞こえることがあります。
そして、「この人には何を言っても分かってもらえない」
と、少しずつ心を閉ざしてしまうのです。
そんなとき、本当に欲しいのは正しいアドバイスではありません。
「それはつらかったね」
「今日は休んでいいよ」
「今までよく頑張ったね」
そう言ってもらえるだけで、
人は「分かってもらえた」
「私は一人じゃない」と安心できます。
問題がすぐに解決しなくてもいい。
まず気持ちを受け止めてもらえたら、
安心して、また前を向く力が戻ってきます。
これは、夫婦でも親子でも同じです。
相手を助けたいと思ったときほど、
すぐに正しい答えを渡そうとするのではなく、
まずは話を聴くこと。
「どうしたらいいか」を一緒に考えるのは、
そのあとでも遅くありません。
家族は、いつも正しい答えを教える場所ではなく、
疲れたときに安心を取り戻せる場所。
愛は、正しさではなく、「分かってもらえた」
という安心として伝わるのだと思います。
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